一つのことを私は主に願った。それを私は求めている。
私のいのちの日の限り主の家に住むことを。
(詩篇 27篇4節)
ダビデにとっての「ただひとつの願い」、それは、「いのちの日の限り主の家に住むこと」であると彼は歌っている。「主の家」とは、主がご支配なさり、主の臨在が顕されているところ。私たちがこの世に生きている存在している所、また存在そのものに主が共にいてくださることを認めるならば、そこが御国となり、主の家となる。主の家は、私たちはいつでも主の麗しい御顔を仰ぐことができる場所であり、どんな霊的な危険からも守られる完全な避難所である。そしてそこは、キリストが「あなたがたのために場所を用意しに行く」(ヨハネの福音書 14章 2節)と言われ、私たちの罪を贖うために自らいのちを捨て、備えてくださった永遠の住まいなのである。キリストは「わたしのもとに来なさい」と、そのまことの憩いと癒やしの主の家に招いてくださっている。そこが、私たちが帰るべき家なのだ。