それは、わたしが父を愛していて、父が命じられたとおりに行っていることを、世が知るためです。立ちなさい。さあ、ここから行くのです。
(ヨハネの福音書14章31節)
イエス様が弟子たちに地上で語る最後のメッセージを、「それが起こったとき、あなたがたが信じるため」であると語る。「それ」とは、キリストが復活し天に上げられることであると同時に、再臨の時のことでもあるといえる。
神の子キリストは人の罪を背負って、神に呪われさばかれ、神との断絶を余儀なくされた。そのキリストが再び父なる神のもとに戻ることは何とよろこばしいことであろうか。そしてキリストは私たちの場所を備えたら再び私たちを迎えに戻ってこられる。その時は、「そのとき人々は、人の子が雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見る」(ルカの福音書 21章 27節)とあるように、誰の目にも明らかにわかる形で主は再臨される。それまで決して偽キリストに騙されてはならない。
そして主は今日も「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」と私たちを奮い立たせてくださる。主が私たちに遺してくださった「力と愛と慎みの霊」である御霊によって、私たちは大胆にこの世に歩み出ていくことができるのだ。