「わたしが王であることは、あなたの言うとおりです。
わたしは、真理について証しするために生まれ、そのために世に来ました。
真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。」
(ヨハネの福音書 18章 37節)
(ヨハネの福音書19章12-22節)
総督ピラトは、ユダヤ人たちに捕らえられ、訴えられているイエス様のうちには、何の罪も見いだせないでいたが、結局ピラトはユダヤ人たちの声に負けて彼らにイエス様を引き渡した。イエス様の罪状書きに、ピラトは「ユダヤ人の王」と記すと、ユダヤ人たちは「自称」と付け加えるようにと要求するが、ピラトは「私が書いたのだからそのままにしておけ」と突っぱねる。イエス様とのやりとりの中でイエス様が天的な存在であることを感じ取っていたピラトの、精一杯の信仰告白であったと言えるかもしれない。
私たちには心の王座に神に座っていただくか、あるいは自分が座るかの2つの選択しかない。神を受け入れないならば、キリストを抹殺しようとしたあのヘロデ大王と同じである。
私たちはキリストを我が主、我が王としてこの身を委ねて歩んでいく。