あなたの神、主はあわれみ深い神であり、あなたを捨てず、あなたを滅ぼさず、あなたの父祖たちに誓った契約を忘れないからである。(申命記 4章 31節)
(ルカの福音書1:45-55より)
天使からの「受胎告知」を受けたマリアは親類のエリサベツのもとに駆けつけ、そこで主のみわざをほめたたえた賛美の言葉が「マリアの賛歌」として語り継がれている。マリアは「卑しいはしために目を留めてくださった」(48)ことへの感謝を述べる。「主の目は主を恐れる者に注がれる」(詩篇33篇18節)とあるように、自分は神様の前に取るに足りない、主のあわれみを乞うことしかできない者である、と認める者にこそ主は目を留め、さらに主のあわれみは、代々にわたって主を恐れる者に及ぶのである(ルカの福音書1章50節)。アドベントのこの時、このマリアの賛歌のことばを味わiい、神様のあわれみの深さに感謝するときとしたい。