神にとって不可能なことは何もありません。
(ルカの福音書1章37節)
(ルカの福音書1章26節~37節より)
御使いが乙女マリアにキリストを懐妊するという神の預言を伝えにやってきた「受胎告知」の場面。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます」という言葉に戸惑っているマリアに御使いは「あなたは神から恵みを受けたのです」と励ましを与える。全人類の救い主を胎に宿すというこの大任をマリアはどのようにして受け止めることができたのであろうか。いいなずけのヨセフとはまだ一緒にならない時だったので、どのように懐妊するのかを尋ねると御使いは「聖霊があなたの上に臨み」と、人間の肉によってではなく神の御力によってこのみわざが進められること、さらに
「神にとって不可能なことは何もありません」と神が全知全能であることを語る。
神は自ら私たち人間に近づいてくださり、計り知れない神の御力をもってみわざをなしてくださる。その権能の前に私たちは恐れ畏み、ひれ伏すのみである。主がともにおられること、主が恵みを注いてくださること、主の御霊の力によって私たちは励まされ続けている。主のみわざを思い巡らしつつこの時を過ごしたい。