人の心には多くの思いがある。しかし、主の計画こそが実現する。
(箴言 19章 21節)
(創世記27章41-46節より)
よく気が利き、何かとよく働く「ちゃきちゃきした」女性リベカは、イサクと結婚し、エサウとヤコブの双子を産む。「兄が弟に仕える」という神の預言のことばを無視してエサウに祝福を受け継がせようとするイサクから、ヤコブをそそのかし、祝福を奪い返させる。リベカは、エサウの復習から身を守るため、兄ラバンのもとに身を隠すようにヤコブに促す。一方イサクには、ヤコブがエサウのようにヒッタイト人を妻にして一族の信仰を汚すことがないようにと訴えると、イサクはヤコブに身を隠すように言いつける。
もとはと言えばアブラハムが一族が信仰を聖く守り通すことを願い、息子イサクに故郷から呼び寄せたリベカは兄とともに神のみこころを第一にする女性だった。神のみこころを阻むものがあるとじっとしていられない性分であった。その行動がすべて正しかったかどうかはともかく、神はリベカを通してご計画を進められた。
不完全な私たちの足りなさや過ちさえも凌駕して、必ずそのみこころをなしてくださる神を見上げつつ、私たちは平安のうちを歩むことができる。