わたしは、真理について証しするために生まれ、そのために世に来ました。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。
(ヨハネ書18章37節)
(ヨハネの福音書18章33〜38節より)
ポンテオ・ピラトとイエス様が対峙している場面。イエス様はカエサルに反逆して自分がローマ帝国の王になろうとしているというユダヤ人の告発について、ピラトは真偽を問いただそうとする。「ユダヤ人の王なのか」という問いに、イエス様は「わたしの国はこの世のものではありません」(36)と、キリストの国は汚れたこの世に属したりこの世に支配されるものではないと答える。「わたしは、真理について証しするために生まれ、…真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います」(37)というイエス様の言葉を理解できず困惑したピラトは、「真理とは何なのか」(38)と言って、それ以上追求することをやめてしまう。
神のことばである聖書を読むことができ、神の家である教会に集うことができる私たちは、真理とは何か、真理は自分にとって何なのか、この問から逃げずに求め続け、真理のうちにとどまり続けて歩んでいきたい。