私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。
(エペソ人への手紙 1章 3節)
(創世記27章33-38節より)
自分が受けるべき父親からの祝福を、弟ヤコブが先に来て奪い取ってしまったことを知ったエサウの怒りは頂点に達する。同時に、かつてスープ一杯で長子の権利を弟に売り渡したことを思い出し、後悔する。
家族それぞれの思惑が渦巻く中で、結局は「兄が弟に仕える」という神の言葉が実現することになった。私たちは目の前の出来事に振り回されることなく、神のみこころが成ることを信じて平安のうちを歩むことができる。
キリストを信じない者は、人知で計り知ることのできないほど豊かな「天上にあるすべての霊的祝福」を相続できないばかりか、御国に入れずに後悔の涙を流すことになる。
だから私たちはこの一つの祝福を、一つの福音であるイエスの救いを宣べ伝えるのである。