あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって一つだからです。
(ガラテヤ人への手紙 3章 28節)
(ヨハネの福音書17章20-23節より)
イエス様が弟子たちへの告別説教の最後に天の父なる神に祈っている場面。「ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにも、お願いします」(20)と、目の前にいる弟子たちだけでなく、主を信じるすべての聖徒のためにとりなしの祈りをしている。
その一番の願いは、「すべての人を一つにしてください」(21)ということであった。「あなたがたがキリストのものであれば、アブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです」(ガラテヤ人への手紙 3章 29節)。信仰によって、現代に生きる私たちもアブラハムに語られた祝福の約束を受け継ぐ者であり、人類の歴史において主を信じる者すべてが時空を超えて一つのキリストのからだを形成しているのである。
世の人が私たちのうちにキリストを見出し神をあがめるようになるため、また神の愛を知るようになるため、私たちは一つとされていることは、何と光栄なことであろうか。