この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。
(使徒の働き 4章 12節)
(ガラテヤ人への手紙1章6-12節より)
パウロがこの手紙を書いたのは、「私は驚いています。あなたがたが、キリストの恵みによって自分たちを召してくださった方から、このように急に離れて、ほかの福音に移って行くことに」(6)と、多くの信者が偽りの福音に騙されてキリストから離れていく状況を憂慮してのことであった。キリストの預言のとおり、現代まで多くの「偽キリスト」「偽預言者」が現れて様々な社会問題を引き起こしてきた。キリスト教を騙っていたとしても、その中身は聖書を否定しイエス・キリストを神と認めないもので、サタンが福音をうまくすり替えて私たちが本当のいのちの道からはずれるように、実に心地の良い言葉を使って誘ってくる偽りの教えなのである。
しかしパウロは「私はそれを人間から受けたのではなく、また教えられたのでもありません。ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです」(12)と、キリストの十字架の贖いにこそ、私たち罪の赦しと救いがあり、この福音にこそ永遠のいのちの道があると説く。このイエス・キリストから目を離さないで歩んでいこう。