私たちは神のために働く同労者であり、あなたがたは神の畑、神の建物です。
(コリント人への手紙第一 3章 9節)
(コリント人への手紙16章より)
コリント人への手紙の締めくくりとしてパウロは、テモテが訪問した際には彼を快く受け入れるようにと訴え、またアポロについてもいずれ訪れるであろうことを伝える。
パウロは、第二次宣教旅行の途中で出会った敬虔な信者であったテモテという若者を同行させ、その後、彼はパウロの片腕とも言えるほどにパウロの良き同労者となった。また信者の間では「パウロ派」「アポロ派」と分裂し対立していたが、パウロはコリント教会を指導したアポロを、自分とは違う働き人として認めていた。内気で気弱な性格であったテモテに反して、アポロは雄弁であったが、しかしどちらもパウロの同労者として大きく用いられた。パウロは神の働き人を尊ぶようにと教えている。
教会は、みことばに養われて多くの実を結び、キリストに土台を置くときに倒れることなく成長していく。