神はそのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今はどこででも、すべての人に悔い改めを命じておられます。(使徒の働き 17章30節)
(使徒の働き 17章より)
パウロはアレオパゴスでアテネの人々に向けて説教をする。人間が作った偶像を神とするのではなく、人間を造りいのちを与えたお方こそがまことの神であり、私たちのまことの父であることを語る。パウロの話を聞いて、ある者はあざ笑い、ある者は「またいつか聞こう」と決断を後回しにし、ある者はパウロに付き従い信仰に入った。このように人々の反応を分けたのは「死者の復活」の話だったが、まさにそれこそが福音の真髄といえる。神を離れて死んだものとなった人間にキリストの贖いによって再びいのちを与える神のみわざ。死んでいた自分の存在・営み・人生が、キリストにあってよみがえることを信じること、それがキリストを信じるということであり、救われるということ。この世の人生は永遠のいのちのための準備の時。今が決断の時なのだ。