私たちはみな、覆いを取り除かれた顔に、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。
(コリント人への手紙第二 3章 18節)
(テサロニケ人への手紙 1章より)
厳しい迫害に遭っていたテサロニケ教会に向けての手紙で、パウロは、「あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちに、そして主に倣う者になりました」と語る。聖霊が私たちに与えてくださる喜びは、状況に左右されることのないまことの喜びである。主とともにいることのできることこそが主を信じる者の最高の喜びであるともいえる。また聖霊は、私たちを主に倣うものとして造り変えてくださる。それは、「あなたがたは……すべての信者の模範になったのです」(7)とあるように、私たちがまっすぐに主を見上げ、主を模範として主に倣って生きるときに、今度は私たちが模範となっていく。人々が私たちの主にある生きる姿を見て、そこにまことの神の栄光を見るとするならば、それは何とありがたいことだろうか。