信じない者ではなく、信じる者になりなさい。
(ヨハネの福音書 20章 27節)
(ルカの福音書24章より)
イエス様を慕い従っていた女性たちは、安息日が明けた日の朝早くイエスが葬られた墓に行くと、墓は空っぽで、そこに天使たちが現れイエス様がよみがえったことを語った。彼女たちは急いで戻り、意気消沈して引きこもっていた11人の弟子たちにこのことを伝えるが、彼らは彼女たちの言うことを信用しようとない。しかしペテロは立ち上がり、墓まで走って行き、そこで主の驚くべきみわざを目の当たりにする。かつては3度も主を裏切ったこと悔やみ、今度こそ主を信じてみたいという強い気持ちがあったのであろう。
かなり経ってからのこと、迫害により投獄されペテロが天使に助けられて戻ってきたことを知らせた女性の言葉を、ここでも他の弟子たちは信じようとしなかった。現代よりも遥かに女性の立場が低く見られていた当時、しかしその女性たちが神に用いられて、主のみわざが伝えられたのある。
「なんと美しいことか、良い知らせを伝える人たちの足は」(ローマ人への手紙 10章 15節)。主は私たちを、復活の主の福音を伝えるものとして用いてくださる。