この救いは、私たちの敵からの、私たちを憎むすべての者の手からの救いである。
(ルカの福音書 1章 71節)
(ルカ1:67-80より)
不妊の女と呼ばれ年老いた妻エリサベツとの間に男の子が生まれることを天使から告げられたザカリヤは、にわかにはそれを信じられずに、その時が来るまで口がきけない者とされてしまう。やがてその子が誕生したとき、筆談で「ヨハネ」と命名を伝えると、再び口がきけるようになった彼は、預言の言葉を語る。「暗闇と死の陰に住んでいた者たちを照らし、私たちの足を平和の道に導く」と、キリストこそがまことの光であり、ヨハネはキリストを指し示すものとして用いられることが語られる。聖霊によって満たされて語られた言葉は、わが子の喜び以上に、民に救いが与えられることを喜ぶものとなった。
私たちも、聖霊によって、ヨハネが指し示したキリストの救いのうちを歩み、キリストを指し示すものとして用いられたい。