ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。
(ヨハネの福音書 1章 14節)
(ルカの福音書1章より)
天使が告げたとおりに、祭司ザカリヤの妻エリサベツは身ごもり、男の子を出産する。集まってきた近所の人々は、その子に「ヨハネ」と命名するというエリサベツの言葉に、父親の名前にちなんで名付けることが慣わしであるのにそんなはずはないと、父親のザカリヤに再び尋ねると、口がきけなかった彼は、筆談で「ヨハネ」と伝える。その途端、彼は再び口がきけるようになり、神をほめたたえた。
神に取り扱われたこの夫婦は、人の常識よりも、神のことばを優先させたのである。神が恵みとまことによって人に関わってくださり言葉通りをなしてくださるのだから、神を信じる者も神の言葉通りを行い答えていく、この存在をもって神の栄光を表していく。それが本来の人間の喜びであり、幸福なのである。