神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました。
(テモテへの手紙第二 1章 7節)
(使徒の働き16章より)
第二次宣教旅行に出かけようという折り、第一次宣教旅行において任務を途中で投げ出して帰ってしまったマルコと呼ばれるヨハネを連れていくと言うバルナバと、それに反対するパウロは決裂し、別々の道を行くこととなる。リステラを訪れたパウロは、そこで信仰あつく評判の良い青年テモテと出会い、彼を宣教旅行に同行させる。初めは若いということで物怖じしてしまいがちな彼だったが、やがてパウロの良き同労者と成長していく。一方マルコと呼ばれるヨハネも、苦い経験を通して人格的に成長し、後にパウロは彼を「役に立つ」男であると推薦するようになる。テモテやマルコの成長を見て、パウロもまた、神のみわざの偉大さを思い知って、成長していったことであろう。
神の霊が人を新しい出会いに導き、人を成長させる。今のそのままを神の前に差し出していくとき、神が私たちを用いられる器へと整えてくださる。そこに主のみわざが現されていく。