わたしがあなたがたのうちにわたしの霊を入れると、
あなたがたは生き返る。
(エゼキエル書 37章 14節)
(エゼキエル書37章より)
バビロンに捕囚されていったエゼキエルは、そこで預言者として同じ捕囚の民に神のことばを語り、書き記していた。「枯れ骨の谷の預言」と呼ばれる37章は、おびただしい数の干からびた骨が、主の預言のことばによってつなぎ合わされ、筋と肉と皮膚が生じて、ふたたび身体が出来上がり、息を吹き込まれることによって生き返ったという幻が記されている。神の民イスラエルの復興の預言であるとともに、罪によって滅びに向かっていた者も、キリストを信じるならば、主の霊が与えられ、そこから新しい歩みを始めることができるという約束である。聖霊降臨の出来事は、キリストにあって私たちの人生に再生がもたらされる出来事なのである。