おとめイスラエルよ。再びわたしはあなたを建て直し、あなたは建て直される。再びあなたはタンバリンで身を飾り、喜び踊る者たちの輪に入る。(エレミヤ書 31章 4節)
(使徒15章より)
パウロとバルナバの異邦人伝道に対し、ある者が割礼の風習が無い異邦人がそのままでは救われないと異議を唱えたこときっかけとなり、エルサレム会議で議論されることになった。議場では、ペテロに続いてイエスの弟ヤコブがアモス書から引用して発言する。
「わたしは倒れているダビデの仮庵を再び建て直す。…わたしの名で呼ばれるすべての異邦人が、主を求めるようになるためだ」(アモス9:16,17)。不信仰のゆえに仮庵、廃墟のようになった神の民が異邦人の悔い改めによって再建されるという預言。私たちがどんなボロボロの状態であっても主を見上げるならば、そのたましいは回復し、それが神の国が再建につながっていく。これが福音の約束の言葉なのである。