愛は寛容であり、愛は親切です。
(コリント人への手紙13章4節)
キリストは弟子たちに「互いに愛し合いなさい」(ヨハネの福音書 13章 34節)と命じたが、コリント教会においての派閥争いの原因はこの愛がないことであるとパウロは指摘する。どんなにこの世で優れているように見える能力も、そこに愛がなければ、何の価値もないどころか、迷惑な害としかならないと彼らを痛烈に批判する。自分の能力やわざを誇るようになる罪から来る自我が元凶である。
キリストは「人が自分の友のためにいのちを捨てる」(ヨハネの福音書 15章 13節)という最も大きな愛のわざをなしてくださった。主を信じる者には、そのキリストの霊が宿っている。聖書の中心的な教えである「神を愛し、人を愛していくこと」こそが、神様に造られた私たち人間の歩みなのだ。