あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。(エペソ6:18) (使徒の働き12章より) ヘロデ・アグリッパ一世によって捕らえられ、ヤコブに続き処刑されようとしているペテロ。「教会は彼のために、熱心な祈りを神にささげていた」(5)。 処刑の日の前夜、主の使いが牢獄のペテロに現れ、不思議な方法を持って彼を救い出す。「どんなことでも地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます」(マタイ18:19)とあるように、教会は 「いつも心を一つにして祈っていた」(2:46,47)のである。実際にペテロが無事に戻ったことを聞いても、それが信じられない教会員であったが、神の助けは人間の考えを遥かに超えている。「すべての聖徒たちに」とあるように、私たちもお互いのために忍耐の限りに祈っていこう。私たちはひとつの「キリストのからだ」(Ⅰコリント12:17)なのだから。