主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ、主の仰せはきよくて、人の目を明るくする。(詩篇19:7,8)
ダビデは主から発せられるみことばを「みおしえ」「あかし」「戒め」「仰せ」と表現し、それが私たち人間にどう影響を与えるかを歌う。
1.「たましいを生き返らせ」。この世にたくさんの教えはあっても、人のたましいにいのちを与えることができるのは、主のことばだけである。
2.「わきまえのない者を賢くする」。「私は、おろかで、わきまえもなく、あなたの前で獣のようでした」(詩篇73:22)と告白したダビデが、「みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのないものに悟りを与えます」(詩篇119:130)とあかししているように、主のことばによって私たちは本当の分別を得ることができる。
3.「人の心を喜ばせ」。いつも私たちをどこまでも愛し、守ってくださる主のことばによって、生活の中で、心が乱される出来事に遭遇しても、心の奥底には、揺るがない喜びがある。
4.「人の目を明るくする」。みことばは、私たちのいのちを照らし、人生の道を照らす。だから、「純金よりも好ましい」「蜜蜂の巣のしたたりよりも甘い」と、この世の何者よりも価値があるとダビデは語る。
このいつもみことばに触れ、みことばを心に蓄え、このみ言葉に生きて行こう。
みことばによって、私たちは、明るく、豊かに歩むことができる。