すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。(マタイの福音書 11章 28節)
(創世記18章より)
当時の自然環境・交通事情から、命がけで旅をする旅行者をもてなすことが習慣となっていた。3人の旅人を見たアブラハムは、彼らを自分の天幕に迎え入れる。客を「ご主人様」、自らを「しもべ」と呼び給仕する姿から、キリストの人間に対する姿勢を見ることができる。
「この木の下でお休みください」(4)と水を与え、足を洗う姿は、人間にいのちの水を与え、弟子の足を洗い、「あなたがたを休ませてあげます」と私たちを招くイエス・キリストの姿と重なる。90歳になろうというアブラハムが走り、テキパキと使用人に指示を与え、豪勢な料理でもてなそうとする姿は、敵の前でさえも様私たちをあらゆる霊的な祝福をもって養ってくださる神を彷彿とさせる。
招待に応じた旅人を喜び宴会が開かれたように、神のもとに一人が立ち返った時に、天において大きな喜びがある。神はいつも私たちをもてなそうと招いていてくださるのだ。