信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。
(ヘブル人への手紙 12:2)
アンティオケアの教会から遣わされたバルナバとサウロは、キプロス島に渡りキリストを宣べ伝える。「二人は聖霊によって送り出され」(4)とあるように、宣教のわざは人間の努力・技術ではなく、神の権威によって人が選ばれ、神の力によってなされていく。私たちはただ神の素晴らしさをあがめるだけの存在である。
その地方の総督セルギウス・パウルスはバルナバとサウロを招いて神のことばを聞きたいと願ったていたが、魔術師であり偽預言者であるバルイエスは、二人に反対して総督を信仰から遠ざけようとした。サウロは聖霊に満たされ、バルイエスを「悪魔の子」(10)と一喝すると、主の御手が下され、バルイエスは盲目になってしまう。総督はこの出来事を見て、主の教えに驚嘆し、信仰に入った。
人を神から遠ざけ、永遠の滅びに要らせようとするのは悪魔の働きであり、悪魔は人巧妙に罠を仕掛けてくる。私たちは、イエスの御名により、すなわちイエスの権威によって、天のあらゆる祝福を頂ける。このイエスから目を離さないでいよう。