神の賜物と召命は、取り消されることがないからです。
(ローマ人への手紙 11章 29節)
使徒の働き13章では、アンティオキアの教会にスポットが当てられる。教会が始まった時から信徒としてよく仕えていたバルナバ、「黒人」と呼ばれるシメオン、北アフリカ出身のルキオ、領主ヘロデの乳兄弟マナエン、キリスト教会の迫害に燃えていたが回心してキリスト者となったサウロなどが指導者となっていたというほど、そのメンバーはバラエティーに富んでいた。
そして彼らが礼拝をし、祈りをささげているときに「バルナバとサウロを聖別して、わたしが召した働きに就かせなさい」という聖霊の声が聞こえた。イエス様が「あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、すでにきよい」(ヨハネ15:3)と言われたように、私たちはきよいささげものとしてこの身を神におささげすることができる。彼らは選ばれた二人に手を置いて送り出した。主の選びと宣教の働きは祈りからスタートしたのだった。
私たちは神に召されて教会に集い、神に召されて主の働きに就かせていただく。神の招きの声に応えよう。