私の目があなたの御救いを見たからです。(ルカの福音書2:30)
(ルカの福音書2;25-32より)
正しく敬虔なシメオンが精霊に導かれて宮に入ると、何とそこには、民が長い間待ち望んでいた幼子キリストが、ヨセフとマリアに連れられて来ていた。その子をイエスと名付け律法の定めに従って神に献げるためであったが、聖霊によって、彼が生きている間にキリストを見ることが約束されていたのだ。シメオンは幼子キリストを腕に抱き、「私の目があなたの御救いを見た」「異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの栄光」と、神を賛美する。
シメオンが聖霊によっていのちの君なるキリストにまみえたように、聖霊によって、私たちはほんとうのいのちへと導かれる。そして神は、私たちのうちにずっと住んでくださるお方。神様は私たちに「将来と希望を与える」(エレミヤ 29:11)と約束された。私たちはいつもその御救いを待ち望むことができる。
神の言葉を信じて、キリストを懐に抱きつつ、新しい年を歩み出そう。