みな同じ御霊の飲み物を飲みました。というのは、彼らについて来た御霊の岩から飲んだからです。その岩とはキリストです。(Ⅰコリント10:4)
党派心を抱き、派閥争いが絶えない問題の多いコリント教会にへの叱責の言葉を連ねてきたパウロは、この10章では、新しくやり直すようにという励ましの言葉を語る。
「私たちの父祖たちはみな、雲の下におり、みな海を通って行きました。」(Ⅰコリント10:1)
これは、神の民イスラエル民族がエジプトでの奴隷生活から指導者モーセを通して!雲の柱、火の柱をもって民を導き、紅海を分けて民のいのちを救ったことを思い起こさせる。
そして、「彼らについて来た御霊の岩から飲んだからです。その岩とはキリストです」(4)と、モーセが打って水が出た岩を、十字架で打たれ、そこから私たちへのいのちが流れ出したキリストのひながたと説く。
ここまで真実の愛を表してくださった、いのちの源である「岩なるイエス」の御霊によって歩むことを新年度のことばとして受け止めていきたい。