ですから、もし子があなたがたを自由にするなら、あなたがたはほんとうに自由なのです。(ヨハネ 8:36)
イエス様が語った「わたしのことばにとどまるなら、……真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネの福音書8:31,32)ということばに、ユダヤ人たちは、「決してだれの奴隷になったこともありません」と反発する。しかしイエス様は断言する。「罪を行っている者はみな、罪の奴隷です」(34)。そして、「もし子があなたがたを自由にするなら、あなたがたはほんとうに自由なのです。」と、神の御子であるご自身が人を罪の支配から開放する力と権威を持っていることを明言する。さらに「奴隷はいつまでも家にいるのではありません。しかし、息子はいつまでもいます。」と、イエス様の贖いのわざを信じて神の子としての身分とされた者が御国を相続することができることを語る。
「あなたがたがアブラハムの子どもなら、アブラハムのわざを行いなさい。」(39)とのことばは、私たちに、信仰によって義と認められ、神を信頼して歩むように促している。イエスが「神が遣わした者を信じること、それが神のわざです」(ヨハネ6:29)と語られたように、私たちがほんとうの自由の中でその神のわざをなして歩む姿を、神は喜ばれる。