神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。(使徒1:36)
(使徒10章より)
コルネリオが祈っている時に、御使いが現れ、ペテロを招くように告げる。彼はそのことばに従い、ペテロのもとに使いを送る。
一方、神はペテロにも幻であらゆる動物が入った大きな入れ物を見せ、「食べなさい」と命じる。きよくない動物もいることを見て戸惑っているペテロに、「神がきよいといっているものをきよくないと言ってはならない」と語る。この幻によってペテロは神様は人を別け隔てしないお方だということを悟る。
ちょうどその時、コルネリオの使いがペテロのもとを訪ねてくる。ペテロはその時聞こえた聖霊の声に押し出されるようにして、それまでユダヤ人が親しくすることのなかったローマ人であるコルネリオの家に向かうことにする。
コルネリオの家では、彼の家族、親族、友人が集まり、まことの神を敬拝しているのを目の当たりにしたペテロは、キリストのあがないの血はすべての者をきよめる力があり、そのことを信じる者はすべて救われることを悟る。このコルネリオとペテロの出会いが、福音が全世界に広がるきっかけとなる。
神のことばに従い、神からのビジョンをいだきつつ、聖霊に押し出されて行く時に、私たちも神のみわざをみることができる。「すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられ」(Ⅰテモテ2:4)る神の心をわが心として歩みたい。