アブラムは自分に現れてくださった主のために、そこに祭壇を築いた。(創世記12:7)
「あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい」(12:1)という神からの声に、アブラムは妻やおいなどを引き連れてカナンに向けて出発した。生活の保障や異教文化への移住という不安や葛藤を抱えながらも旅を続け、カナン人が住む地、シェケムのモレの樫の木のところまで来たとき、主がアブラムに現れ、「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える」と仰せられ、アブラムはそこに祭壇を築いた。
私たちが孤立無援の状態、弱さに打ちひしがれるような時も、主はともにいてくださる。私たちはどんな時も、そこに主の臨在があるを認めて、御力が現されるように祈りつつ歩みたい。
詩篇では「彼らは、自分の剣によって地を得たのでもなく、自分の腕が彼らを救ったのでもありません。あなた(神)の腕、あなたの御顔の光が、そうしたのです。あなたが彼らを愛されたからです」(詩篇44:3)と歌われている。主の愛のうちに、今年も神の家族と手を取り合って進んでいこう。