あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。(使徒10:4)
ローマの百人隊長コルネリオはが午後三時の祈りをしていると、幻の中で、ヨッパにいるペテロを招くようにという御使いの声を聞く。この言葉に従ってペテロを家に招いたコルネリオによって、キリスト教に新たな展開が始まっていく。
コルネリオは「敬虔な人で、全家族とともに神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつも神に祈りをしていた」(2)。「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って」(4)とあるように、祈りが神への香のささげ物となる。「香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った」(黙示録8:4)。
彼の敬虔さは家族にも、そして部下にも広がっていた。その神を畏れ敬う心に、神様は目を留め、彼を福音の新たに展開していくキーマンとし用いたのではないか。
私たちはいつも、祈りという香を神様の前に立ち上らせ、ささげていこう。神様が用いやすい経験な者となるよう、神に願っていこう。