地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。(創世記12:3)
神がすべての民族を祝福するという計画はアブラムに語られる。「あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい」(12:1)。偶像の製造販売をなりわいとしている父の家から出て、神が示す地へ行くように命じる。
そして神は、「そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたの名を大いなるものとしよう」(2)と語る。人間は自分の知識や能力や権力によって名声を得ようとするが、本当に人間を大いなる豊かな者とすることができるのは神だけである。
妻は「不妊の女」と呼ばれ、自身も75歳であったアブラムにとって、子孫が繁栄し一つの国民となるという約束は理解できないことばではあったろう。にもかかわらず彼は神のことばに従い、旅立っていった。それで今、すべての民族に、日本人にも祝福が用意されている。
私たちにも神が示す地へと踏み出すように語られる。神のことばに従ったときに、神様は私たちをとおして、祝福を多くの人に引き継がせてくださる。神様のことばは必ず成就する。