聖書は、神が異邦人をその信仰によって義と認めてくださることを、前から知っていたので、アブラハムに対し、「あなたによってすべての国民が祝福される」と前もって福音を告げたのです(ガラテヤ3:8)
救済史においてのもっとも重要な人物、アブラハムが生まれたときの系図が創世記11章に記されている。アブラハムの父はテラで、彼は「ほかの神々に仕えて」(ヨシュア24:2)いて、偶像の製造販売をなりわいとして、莫大な罪を手にしたと言われている。しかし、神はこのテラから生まれたアブラハムを選び、不妊の女サラを妻として与え、神の祝福を受け継ぐ者としていく。
私たちの環境や持ち物、才能、人間の思いを遥かに超えて、神のことばは必ずなる。私たちに「わざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与える」(エレミヤ29:11)という神の約束は、神に選ばれ神のことばを信じそれに従った者を通して成されていく。
異邦人である私たちも、信仰によって「祝福の系図」に名が記され、神の祝福を受け継いでいく者として歩むことができる。福音を携えていこう。