すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。(ヨハネ1:9)
ヨハネの福音書は、イエス・キリストの誕生を「まことの光が世に来ようとしていた」と表現している。イエス自身が「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つ」(ヨハネ8:12)と言われたように、人は、そのたましい、生きる営みを、このお方に照らされて初めて、ほんとうに生きるものとなる。そしてこの光は「すべての人」、どんなに暗く汚い経験を持っていても、心身に問題があっても、絶望の中にあるような人であっても、その人の人生を照らすことができる光。さらにこの光は、「まことの光」であり、決して消えることなく、私たちの人生を「足のともしび」「道の光」(詩篇119:105)となって照らし、正しく導いてくださるのだ。
神は、「暗やみの圧制から救い出し」(コロサイ1:13)自由にする、この光に照らされて生きるようにと、今、私たちを招いてくださっている。