彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ 、神のことばを大胆に語りだした。 (使徒の働き 4:31)
釈放されたペテロとヨハネは仲間のところに帰り、取り調べの一部始終を話した。イエスの御名によって教え、不思議なしるしを行うことで逮捕されたという状況に、一同は意気消沈するどころか、心を一つにして、神に大声で祈った。「あなたは、聖霊によって、……こう言われました。『なぜ異邦人たちは騒ぎ立ち、もろもろの民はむなしいことを計るのか』」(25)と、詩篇2篇を引用し、キリストへの迫害は、旧約時代から預言されていることで、神があらかじめお定めになったことが起こっているに過ぎないのだと語る(28)。そして、激しい迫害に遭っている中、彼らが神に願ったのは、迫害が止むようにということよりも、「みことばを大胆に語らせてください」ということだった(29)。この祈りのあと、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。(31)
私たちクリスチャンは何らかの形で迫害を受けても、それはかえって、心を一つにしての祈りへと導く機会となる。その時、何よりも、神のことばを語れるように、つまり、私たちを通して神の権威・力が行使されることを願っていこう。その時、神が聖霊によってなしていくみわざを見せていただこう。