わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。(創世記2:18)
エデンの園において、人は園の管理を任され、土地を耕して労働をしていた。そして主は、「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」と、パートナーの存在を創造なさった。ふさわしい助け手というのはお互いにまっすぐに向き合うことのできる存在。「神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。 」(22)すると人は、「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。」(23)と、あなたは私の一部だという人類最初のラブ・ソングを歌う。君と僕は、あなたと私はもともと一つだったのです。あなたは私の一部なのです。「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである 」(24)と、結婚のルーツがここにあることを聖書は語る。人はパートナーを見つけ結ばれていく結婚は、神が定めた麗しい関係。また人は、社会において、男性は男性の、女性は女性の役割を果たすことで、パートナーの役目を果たしていく。男と女は、互いに尊重し合い、いたわり合い、助け合っていく関係。それは、ひとつの家庭においても、社会においてもあてはまる。その役割を果たすようにと神は教えておられる。