「神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。」(創世記2:7)
創世記1章では、天地万物の創造全体について、そして2章では人に焦点が当てられた形で、神の創造のみわざが描かれている。「神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった」(7)。「生きもの」と呼ばれるものの中で、人間だけが神に「いのちの息」が吹きこまれ、生きものとなった。まさに人間だけが、霊なる神様と霊によって交わることのできる存在として造られたのである。また、神はエデンに園を設け、そこに人を置かれた。本当に麗しい美しい世界がそこにはあった。しかしそれはやがてくる後の世の影にしか過ぎない。黙示録に描かれている新天新地は。「水晶のように光るいのちの水の川……川の両岸には、いのちの木があって、……毎月、実ができた。」(22:1-2)とある。イエス・キリストこそが「永遠のいのちへの水」 (ヨハネ4:14 )の源。いのちで満たし、実りを与えてくださる神様とともに過ごすようにと、主は私たちを招いてくださる。